今まで通りに、そして新しく

代表理事 野田桃香

この度、代表理事をさせていただくことになりました16期保護者 野田桃香です。

子どもが流山高等学園へ入学したのは、第二キャンパス開校3年目。3学年合わせて333名の生徒が在籍するマンモス特別支援学校となった年でした。体育祭やKOYO祭など学校行事を参観する度に、大勢の熱意溢れる先生方、個性豊かな生徒たち、そしてさらに個性豊かな社会人の先輩たちの姿を目にし、圧倒された思い出があります。また、卒業後何年経っても母校に集う子どもたちを見て、なんて素敵な学校なんだろうと感動しました。流山高等学園での学校生活は、子どもたちにとって人生の大きな学びの場です。たくさんの仲間に囲まれて、専門的学習から生活面まで多くの事を学習し、生きる力を身につけ、社会へ出ていきます。

“Face To Face”“人と人とのつながり”を大切に、子どもたちはもちろん、それを支える我々保護者たちも明るく楽しい人生が送れる環境を作り、共に歩む会。それがKOYOクラブです。2021年、KOYOクラブは一般社団法人としてスタートしました。これまで培ってきた事業、先輩方の想い・パイオニア精神を継承し、「今まで通り」そして「新しく」活動したいと考えています。

KOYOクラブは、皆さんと共に作り上げる団体です。ぜひ、イベントや研修会、茶話会などへ参加してください。コロナ禍で私達の生活は大きく変化しました。その一つに、日常生活の中でのデジタル化があります。昨年度より、KOYOクラブでもデジタル・オンラインでの企画をいろいろ提案しています。ぜひ、初めてのオンライン参加をKOYOクラブ企画で練習を兼ねて参加してみてください。少し新しいことに挑戦してみたら、きっと新しい何かが見えてきます。気づくことがあると思います。お客様会員ではなく、自ら活動する会員になってください。参加し、顔を見せてください。気づいたこと、皆で話してみませんか。身近な話から悩みごとを解決するヒントになったり、誰かの助けになったりと「つながること」から広がる輪がたくさんあります。

われわれ保護者の一番の心配事は「親なき後」でしょう。しかし、子どもたちを思い、対策を練る前に、私たちがつながることがとても大事だと思います。「子どもの存在を知ってもらう」「保護者以外で子どものことを知っている人がいる」事はとても大事です。「親なき後」一人になった子どもが、自ら外とつながることは難しいかもしれませんが、私を知ってくれている誰かが少しでも子どものことを気にかけてくれれば、そこから次へとつながります。だからこそ“Face To Face”顔の見える関係を築きましょう。

皆様のお力をお借りしながら、会員の皆様と共に活動をしていきたいと思います。今後とも、ご指導・ご協力・ご参加よろしくお願いいたします。